2010.08.18 Wednesday
夏目漱石『草枕』(青空文庫)を読んで
小学校5年生か6年生の時、薄い黄緑色のハードカバー文庫で出ていた旺文社文庫(記憶に間違いがなければ)版で読んだ記憶がある。
新しくダウンロードしたEditorの使い勝手を試すというのも理由の一つだが、入院中でもないと漱石などなかなか読みなおさないだろう、というのが一つあったし。
で、手頃かな、と思って選んだのが『草枕』だった。
いやあ、びっくりしました。
小学校の時に読んだつもりでいたのだけれど、見栄を張って最初の数ページ読んだだけだったのか、後半の骨董の品評あたりから先は全然記憶にありませんでした。
冒頭の名台詞につづく茶屋の場面、不思議な宿の女、俳句をひねるところ、あたりまではなんとなく覚えていたけれど、後半はたぶん、何を言ってるのかさっぱり見えず、読み辞めてしまったのかもしれない。小5じゃ無理だよね。
ただ、じゃあ50歳だから分かるのか、と言われるとそれもまた心許ない。
主人公の画工が展開する芸術論の端々はふうん、と聞き流すぐらいはできるけれど、漢詩の辺りはさっぱり勘所が分からない。
主に描かれる女性と主人公の会話も面白いけれど、最後のシーンなどは、どういったらいいか、「え、それなの?」
という「非情」な突き放され方だ。
視覚についての言及をどう扱うか、ってのがとりあえずの宿題、といえばいえるだろうか。
少し補助線を引かないと、これはわからないなあ。ま、きっと漱石だから誰か懇切丁寧に書いてくれているんだろう。そのうち論文検索でもしてみますかね。
「余裕」派とかいった文学史上(文壇史上?)とんちんかんなネーミングがなされていると思ったら、この辺りに散りばめられてたりするのを拾ったネーミングなのかしらん?
そんなことも小5以来の読書で無知を再認識。
でも、「境界線上の幽霊」に瞳を凝らしたい系であることはこの作品でも変わらないようだ。
だから漱石はいつになっても読めるんだよねえ。
「余裕」は「ズレ」といってもいいし「幽霊」
といってもいい。
江戸っ子も和尚も骨董好きの老人も画工も小坊主、幾分かづつ戯画化されつつ、彼女の「越境性」が示されていくのだが、いささか唐突でもあり、描かれない部分が十分に示されている、
という感じでもない。文人趣味のフレームのウェイトが大きすぎるのかな。
それは嫌いじゃないけれども。
ついでに『夢十夜』も読んだ。
かつては最高に面白かったし、今も嫌いではない。もっともっと書いておいてくれればよかったのにとも思っていた。
しかし、今は漱石ではなくてもこれはいいのかもしれないと思うとようになった。自分にも書ける、とはおもわないけれど、ブログを渡り歩けば上手な人は沢山いるのじゃないか。
新しくダウンロードしたEditorの使い勝手を試すというのも理由の一つだが、入院中でもないと漱石などなかなか読みなおさないだろう、というのが一つあったし。
で、手頃かな、と思って選んだのが『草枕』だった。
いやあ、びっくりしました。
小学校の時に読んだつもりでいたのだけれど、見栄を張って最初の数ページ読んだだけだったのか、後半の骨董の品評あたりから先は全然記憶にありませんでした。
冒頭の名台詞につづく茶屋の場面、不思議な宿の女、俳句をひねるところ、あたりまではなんとなく覚えていたけれど、後半はたぶん、何を言ってるのかさっぱり見えず、読み辞めてしまったのかもしれない。小5じゃ無理だよね。
ただ、じゃあ50歳だから分かるのか、と言われるとそれもまた心許ない。
主人公の画工が展開する芸術論の端々はふうん、と聞き流すぐらいはできるけれど、漢詩の辺りはさっぱり勘所が分からない。
主に描かれる女性と主人公の会話も面白いけれど、最後のシーンなどは、どういったらいいか、「え、それなの?」
という「非情」な突き放され方だ。
視覚についての言及をどう扱うか、ってのがとりあえずの宿題、といえばいえるだろうか。
少し補助線を引かないと、これはわからないなあ。ま、きっと漱石だから誰か懇切丁寧に書いてくれているんだろう。そのうち論文検索でもしてみますかね。
「余裕」派とかいった文学史上(文壇史上?)とんちんかんなネーミングがなされていると思ったら、この辺りに散りばめられてたりするのを拾ったネーミングなのかしらん?
そんなことも小5以来の読書で無知を再認識。
でも、「境界線上の幽霊」に瞳を凝らしたい系であることはこの作品でも変わらないようだ。
だから漱石はいつになっても読めるんだよねえ。
「余裕」は「ズレ」といってもいいし「幽霊」
といってもいい。
江戸っ子も和尚も骨董好きの老人も画工も小坊主、幾分かづつ戯画化されつつ、彼女の「越境性」が示されていくのだが、いささか唐突でもあり、描かれない部分が十分に示されている、
という感じでもない。文人趣味のフレームのウェイトが大きすぎるのかな。
それは嫌いじゃないけれども。
ついでに『夢十夜』も読んだ。
かつては最高に面白かったし、今も嫌いではない。もっともっと書いておいてくれればよかったのにとも思っていた。
しかし、今は漱石ではなくてもこれはいいのかもしれないと思うとようになった。自分にも書ける、とはおもわないけれど、ブログを渡り歩けば上手な人は沢山いるのじゃないか。











































































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